キャノンのDemi S 整備品となります。 Demi Sは1964年(昭和39年)9月発売のDemiの上位機種となります。 4群6枚構成による30mm F1.7の明るいレンズを採用した機種で、外装をアルミ合金のパール仕上げとした高級機。プログラム式シャッターは、レンズの大口径化に伴い1/500～1/8秒・Bと高速側に有利となった。 装着レンズと測光露出、シャッター機構を除いてはデミに準じていた。 ※キャノンカメラミュージアムより 出品のDemi Sはシャッターが動作していましたので、それ以外の部分を整備した個体となります。現状、全動作問題ありません。 ＜整備内容＞ 前述の通り、シャッターは動作していましたので、下手につつかずそのままです。 ・シャッターのこしで鏡胴分解清掃。Demiに多い絞りリングのガタ付きが多少あります。 ・レンズ清掃はアマ50回と言われていますし、酷い汚れもないので軽く清掃のみです。60年昔の写真機のため撮影に影響はないと思いますが、それなりに拭き傷等見られます。 ・新規ヘリコイドグリス塗布（フィルム室から見える白いのがヘリコイドグリスです） ・新規モルトプレーン貼り付け。 ・露出計はピボット外れとまで行きませんが、それなりでしたので軸受調整にて元気よく動作しています。 ・ファインダー清掃。 一通りバラして清掃しましたので新品とまでは行きませんが、ファインダーはクリヤに見えています。 ＜外装＞ ・左肩に擦れ傷等見られますが、アルミ外装の割には主観ですが傷等少なく思います。 ＜その他＞ ・カウンター動作確認 ・ASA感度（今でいうISO）切り替え確認 ・シンクロはストロボ所有していないので未確認です。 ＜付属品＞ ・純正ストラップ 　→純正は経年で固くなっていますので、ハクバの三脚座用のストラップを購入された方が使いやすいと思います。私はハクバ使用です。 以上、よろしくお願いします。 私は趣味の範疇でカメラの整備をしています。レンズシャッター機、フォーカルプレーン機等整備していますが、プロの整備屋さんではありません。また撮影より修理している方が多いので、フィルム詰めての実写まではしていません。ご了承ください。