泰平ヨンの未来学会議 (ワールドSF)1984年初版 宇宙のずっこけヒーロー泰平ヨンが、ゲリラ騒動に明け暮れる中米の小国で、幻覚剤兵器に翻弄され、奇妙な未来に送りこまれる。ドラッグ・カルチャーを戯画化した、巨匠レムの会心作。 レムの宇宙カタログ(大和書房)1981年初版 SFの巨匠レムが創り出す壮大なコスモス百景。宇宙や生命進化の歴史を様々な文学様式でカプセルにした物語のカタログ。宇宙創造の秘密を独創的な手法で描いた本邦初訳作品「新しい宇宙創造説」をはじめ、科学・哲学・ユーモア・怪奇・諷刺を媒介にした奔放な作品9篇を収録。 宇宙飛行士ピルクス物語(海外SFノヴェルズ)1980年初版 巨匠レムが生命、意識、個性などをサイバネティクス理論を用いて定義し、宇宙に生きる一宇宙飛行士の活躍を描く。 エデン(海外SFノヴェルズ)1980年初版 人工楽園計画の陥穽。進化の袋小路に陥った惑星エデン。そこでは、人工的に人類を改造する策がとられていた。 完全な真空(河出文庫) 誇大妄想的宇宙論からヌーヴォーロマンのパロディ評まで、16冊の架空の書物を論じた書評集。「ポスト・ボルヘス的書物」とカート・ヴォネガットの絶讃を浴びた異色の作品集。