黄八丈　変わり市松綾織の着物です。 市松取りの縦長の四角のひとつひとつが、奥行きのある不思議な光沢になっていて思わず心奪われてしまいます。 高度成長の時代の波に流される事なく伝統の技法によって島にある染料だけで、おそらく非効率的と思われるたくさんの工程をどれもはぶく事なく、その工程も技術も守り続け100年前と同じ品質のものを作り続けていいらっしゃるのだろうと、そしてそれに誇りを持っていらっしゃるのだろうという事がしみじみと伝わります。 黄八丈は、黄色、樺色、黒色の3色を基調とした絹織物です。染料は島内に自生している植物の草木染で、黄色は八丈刈安（コブナ草）、樺色はマダミ（タブの木）の樹皮、黒色は椎の木の樹皮と沼浸けで染めて行きます。 綾織について 経糸を２、３本の緯糸の上に通してから１本の緯糸の下を通過させる織り方です。伸縮性があり、柔らかい風合いが特徴です。 証紙はございません。証紙ございませんが、黄八丈とのことで購入しております。目立つシミ傷無さそうです。 黄八丈ファンのみならず、お着物ファンには是非実物をご覧いただきたいおすすめの逸品です。 身丈 151cm（肩から） 裄丈 62.5cm 袖丈 49.8cm 袖幅 32cm 前幅 22cm 後幅 28.5cm 着物縫いこみ 内揚げ 0cm 裄（袖側 約3cm　身頃側 約4cm） もう一点、黄八丈かしらの着物を撮影致しました、色の違いをご確認頂けます。こちらは15、16枚目の落ち着いた黄色が近いようです。 引っ越してタンスに入らないアレコレを絶賛断捨離しております。この機会にお安くどうぞ！！ 着道楽者の叔母のものや母の物、茶道の師範の方から譲り受けたもの、私が買い集めた物などなど多岐にわたります。お好みのお品がございましたらご検討くださいませ！